夏に向け湿気が増え、各地で梅雨入り宣言が始まっています。
ジメジメとしたこの時期、湿気が大好物なダニに関するお悩みが増えてきます。
夜中に皮膚のかゆみで目が覚めたり、朝起きると何かに噛まれたような発疹が出ていたり、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
殺虫剤や天日干し、布団掃除機など、ダニ対策をしても改善されず、手を焼いている方におすすめなのが、ダニシートです。
ダニシートは、ただ置いておくだけで、手間も労力もいらない、とっても簡単なダニ対策です。
今回は、ダニや対策について、おすすめのダニシートや口コミなどをご紹介します。
ダニはどこにいるの？
ダニはどの家庭にも約数百万～数億匹生息しています。
ダニは人間のフケやアカ、汗が大好物です。
枕や掛け布団、シーツの中、ソファ、カーペット、キッチンマット、チャイルドシート、ぬいぐるみ、ペット、など、身の回りのほぼ全てに大量のダニが生息しています。
放置していると、どんどん増えるだけでなく、ダニの糞や死骸が空気中に舞い、ハウスダストとなってアレルギーの原因となることもあります。
アレルギー疾患の約80%が、ダニが原因です。主な症状として、気管支喘息・アトピー性皮膚炎・鼻炎・結膜炎・小児ぜんそくなどがあります。病院で治療しても、家にダニがいる限り、症状は繰り返されてしまいます。
ダニは夜行性で、日中は安全な場所に隠れています。目に見えないので、なかなか駆除がうまくいきません。
ダニの種類は？
屋内に生息するダニは大まかに分類すると3種類です。
チリダニ
家庭の布団やカーペットなどに生息するダニです。
温度25～30℃、湿度60～80％の高温多湿を好み、人のフケ、アカ、その他有機物を食べて増殖します。なんと、フケやアカ、汗1gで約300匹のダニが生息できます。
チリダニは1ヶ月で成虫となり、成虫になってから約2～3ヶ月生き、その間に約80個程度の卵を産みます。その為、1匹のチリダニが半年で1万匹以上に繁殖すると言われています。
さらに、チリダニは1日に平均6個、生涯に400～500個の糞をします。つまり、1万匹チリダニが居れば、糞の数は500万個にもなるのです。
チリダニは、私たちの住環境の中に生息しているダニの約90％を占めます。
人を刺したりする事はありませんが、このダニの体や死骸、糞が、空気の流れに乗って室内を漂い続ける「ハウスダスト」になります。
コナダニ
温度25～30℃、湿度75～85％の高温多湿を好み、種類により食性が異なります。主にカビが生えている場所や食品管理の悪い場所、畳等で発生し、カビや食品（小麦粉・お好み焼き粉・ホットケーキの粉・砂糖・乾燥果実・味噌・削り節・煮干など）を餌として繁殖します。
コナダニは、10日で成虫となり、成虫となってから15日間しか生きませんが、その間に約150個程度の卵を産みます。
食品に混入したコナダニは、半透明なクリーム色で肉眼で見ることは難しく、粉製品に混入したダニの糞や死骸を食べてしまい、食中毒の原因となります。
ツメダニ
高温に強く、30～32℃で盛んに繁殖します。15日で成虫となり、成虫の寿命は7日ほどです。
チリダニ、コナダニ等を捕食し、これら餌になるダニ等が増えることで、ツメダニの発生も多くなります。
人への被害が起こるのは、大量発生をした際に、人と接触する機会が増えるためです。人を刺したときに、代わりに唾液腺の分泌物質を注入します。
刺された直後は何ともありませんが、1～2日経つとダニに刺されたことがはっきり分かるようになり、1週間ほど持続します。また、痕がしばらく残る事が多いです。
ツメダニに刺される部位としては、膝、股、腕のやわらかい部分、脇の下、首から胸などです。
ダニを放置するとどうなるの？
上記のように、ダニは放っておくと短期間で増殖し、その糞や死骸がハウスダストとなります。
人間が動くたびに空気中に舞い上がるハウスダストを、放置しておくと、アレルギーの原因となったり、日常生活に多大な影響を及ぼすことになります。
また、人を噛むツメダニは、チリダニとコナダニを捕食し増殖する為、エサとなるチリダニとコナダニが増殖すれば、ツメダニも増殖します。
早急にダニ対策をしたいところですね。
従来のダニ対策の効果は？
殺虫剤
ダニ対策として、まず思い付くのが、燻煙式や注入式の殺虫剤です。
薬剤や殺虫成分を使用しているので、赤ちゃんや小さな子供、妊婦さんや敏感肌な方がいるとあまり使いたくないですね。
それだけでなく、残念なことに、実はあまり効果がないのです。
燻煙式の殺虫剤を日中焚いてもダニは夜行性ですので、安全な場所に隠れており、ほとんど効果がありません。
また、注入式のダニ殺虫剤では、ダニが潜んでいる場所まで十分に行き届きません。特に畳内部にダニが潜んでいれば、その多くは生き残ってしまいます。
さらに、殺虫剤を使用した後、ダニの死骸を取り切らないと、ハウスダストとなって、空気中をさまようことになります。
掃除機
布団の表面に掃除機をかけたり、天日干しをした後に掃除機をかけることは、布団の表面にいるダニや布団の中の糞を減らすことができます。
また、ダニのエサとなるフケや皮脂などを減らす事で、ダニの増殖を防いでくれます。
しかし、日中、布団の中に居る生きているダニはいくら吸引しても、脚を繊維にからみつけ、離れないようにしている為、ほとんど駆除出来ません。
天日干し
お日様に干した後の布団はふわふわで、なんとなく消毒されたような気がしますよね。
ダニは、50度以上の熱で死にますが、真夏に天日干しをすると、布団の表面温度は50℃近くになります。
しかし、肝心のダニは布団の中に逃げ込んでしまう為、天日干しをしてもほとんど効果はありません。
さらに、布団の表面を叩くとダニの糞や死骸がとれるイメージがありますが、逆にダニの糞や死骸が砕かれて拡散されてしまいます。
布団乾燥機
ダニは50℃以上で死滅し、湿度60％以下の環境が苦手です。
布団乾燥機を使用し、布団の内部まで50度以上にすれば効果はありますが、使用後、ダニの死骸を取り除く為に、布団を丸洗いする必要があります。
布団の丸洗いをしないと、ダニの死骸が布団に残る為、結果的にハウスダスト量が増えてしまいます。
洗濯
布団の丸洗いを家庭でできる方は多くないかもしれませんが、仮にできたとしても、ダニの糞や卵は洗い流せても、成虫は死にません。
ダニの成虫は水につけても生きています。
時間と労力をかけて、従来のダニ対策を行っても、十分な効果を得られないなんて、ショックを受けてしまいますよね。
ですが、最近話題のダニシートを使えば、時間も労力もかけずに、ただ置くだけでダニの駆除が行えます。
ダニシートとは？効果はあるの？
一言にダニシートと言っても、たくさんの種類があり、値段もピンキリで、どれを選べばよいのか迷います。
ダニシートには、大きく分けて3つのタイプがあります。
忌避タイプ
・ダニが嫌がるハーブなどの香りでダニを寄せ付けないようにする
・駆除や捕獲はできない。
・100均にも売っているほど安価
・効果はあまり期待できない
粘着タイプ
・誘引剤でダニを粘着シートに誘き寄せ、捕獲する
・値段や効果はピンキリ
・捕獲したダニを逃さない製品なら、効果が高い
・模倣品に注意
駆除タイプ
・粘着タイプと同様、誘引剤でダニを誘き寄せ捕獲した後、駆除する
・値段は高め
・効果が高い
忌避タイプは、私も、ダニをなんとかしたくて、100均で買って使用してみましたが、効果はあまり感じられませんでした。
ダニを捕獲や駆除してくれるものではないので、本気でダニを退治したい時には適していません。
粘着タイプは、CMなどで話題の「さよならダニ－」もその一つです。生きているダニを捕獲し、そのまま破棄することができます。
確実にダニを駆除するには、値段は高くても、粘着タイプか駆除タイプがおすすめです。
生きているダニを捕獲し駆除することで、結果的にダニの死骸や糞も減少し、ハウスダストも減らすことができます。
おすすめのダニシートと口コミは？
それでは、実際のおすすめ商品をいくつかご紹介します。
ダニの捕獲数など、効果をきちんと公表していたり、第三者機関に依頼して検査を行っている商品は、信用度が高いですね。
ダニピタ君
タイプ：粘着タイプ
有効期限：開封後三か月
殺虫剤：不使用
誘引剤：食品添加物
効果範囲：1枚でシングルサイズの布団
価格：通常価格5枚で5400円(税込)
定期購入5枚で3980円(税込)
検証：第三者機関からダニ捕獲検査結果取得済み
（一軒家三か月間で15690匹など）
特徴：捕獲検査を第三者機関が行っており、効果に期待できる。
口コミ：
・ダニに刺されなくなった
・設置と処分がとても簡単
・においもなく手軽にダニ対策が出来て満足
・寝ている間のかゆみがなくなった
実際に使用してみると、ダニに刺されなくなったり、かゆみがなくなったという声が多くみられました。
気になる場所に置いておくだけでダニ対策ができ、処理もごみに出すだけなので簡単ですね。
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さよならダニ－
タイプ：粘着タイプ（３D構造で逃がさない）
有効期限：開封後二か月
殺虫剤：不使用
誘引剤：食品添加物
効果範囲：2シートでシングルサイズの布団
価格：4シートで1350円(税抜)
検証：自社でダニ捕獲検査結果取得済み
（1シート二か月間で250000匹）
特徴：スーパーやドラッグストアでも購入可能。
口コミ：
・使用し始めてからかゆくなくなった
・小さな子供がいても安心して使用できる
・リピートして使用している
・2，3日後から効果を実感した
殺虫剤を使用していないので、小さなお子さんがいる家庭にも人気です。ドラッグストアやスーパーでも買えるところも便利ですね。
ママのための置くだけ簡単ダニシート
タイプ：粘着タイプ
有効期限：開封後三か月
殺虫剤：不使用
誘引剤：食品添加物
効果範囲：1枚でシングルサイズの布団
価格：通常価格5枚で1816円(税抜) 、10枚で2725円(税抜)
定期購入5枚で1716円(税抜)、10枚(初回のみ12枚)で2625円(税抜)
検証：不明
特徴：値段が安く手を出しやすい。
口コミ：
・使用してから子供の湿疹が増えなくなった
・ダニアレルギーのため購入し、症状が落ち着いた
・毎年リピートしている
・寝床に置き、ダニに刺されなくなった
ダニシートの中では比較的お手頃価格で、口コミも良い評価が多くみられました。
ダニ捕りロボ
タイプ：駆除タイプ
有効期限：開封後三か月
殺虫剤：不使用
誘引剤：天然由来（各種安全性テスト済み）
効果範囲：レギュラーサイズ1個でシングルサイズの布団
価格：ダニ捕りロボソフト五個セット(レギュラーサイズ)
通常価格5個で8250円(税込)
定期購入5個で8003円(税込)
検証：第三者機関からダニ捕獲検査結果取得済み
（布団4757匹など）
特徴：誘引剤でダニを捕獲した後、乾燥させ駆除するタイプ。詰め替え用が購入可能。
口コミ：
・毎年購入している
・使用し始めてからかゆみがなくなった
・体に害がないため安心して使用できる
・一年中使用している
・ダニアレルギーの症状が出なくなった
・寝具以外にもラグやカーペットにも使用している
他サイトでもよく紹介されている商品で口コミも良いものが多いです。値段は高めですが、定期購入や詰め替えがあるのも魅力です。
まとめ
今回は、手間も労力もかからないダニ対策で人気の、ダニシートについてご紹介しました。
従来のダニ対策では、なかなか解消されなかったお悩みを、簡単に解決してくれるダニシート。
殺虫剤を使用せず安全性が高く、確実にダニを捕獲してくれます。
これからの季節、ダニがどんどん増える時期なので、手軽に、置くだけで、簡単に、ダニ対策ができるのは嬉しいですね。
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